DEAR again〜アイスクリスタルのやくそく
「そうだ。何か落としたの? さっき探してたみたいだったけど」
男の子は女の子に聞きました。女の子は、ふうとため息をついて答えました。
"大事な石を落としてしまったの。決して溶けない透明なアイスクリスタル。どこかで見なかった?"
「見なかったと思うけど。いつ落としたの?」
男の子がそう聞くと女の子こう答えました。
"あなたたちの時間で一年前かな。ちょうど一年前の今頃"
言ってることがなんだか変です。でも男の子はそれを聞いて、はっとしました。ちょうど一年前のクリスマス・イブに、この広場で不思議な青い石を拾っていたからです。
きらきら青く光る透き通った石。でもガラスと違って、鳥の羽根のように軽い不思議な石です。男の子はその石を秘密の宝箱に入れて、ひとりの時にこっそり眺めていました。女の子が探しているのは、きっとその石に違いありません。
男の子は、女の子に自分が拾ったことを言おうかどうしようか迷いました。自分のお気に入りの宝物になった石だからです。でも女の子は青い石をなくして、とても困っているようです。
下を向いてため息ばかりついている女の子を見ているうちに、男の子は自分がどきどきしていることに気がつきました。
男の子は女の子に聞きました。女の子は、ふうとため息をついて答えました。
"大事な石を落としてしまったの。決して溶けない透明なアイスクリスタル。どこかで見なかった?"
「見なかったと思うけど。いつ落としたの?」
男の子がそう聞くと女の子こう答えました。
"あなたたちの時間で一年前かな。ちょうど一年前の今頃"
言ってることがなんだか変です。でも男の子はそれを聞いて、はっとしました。ちょうど一年前のクリスマス・イブに、この広場で不思議な青い石を拾っていたからです。
きらきら青く光る透き通った石。でもガラスと違って、鳥の羽根のように軽い不思議な石です。男の子はその石を秘密の宝箱に入れて、ひとりの時にこっそり眺めていました。女の子が探しているのは、きっとその石に違いありません。
男の子は、女の子に自分が拾ったことを言おうかどうしようか迷いました。自分のお気に入りの宝物になった石だからです。でも女の子は青い石をなくして、とても困っているようです。
下を向いてため息ばかりついている女の子を見ているうちに、男の子は自分がどきどきしていることに気がつきました。