DEAR again〜アイスクリスタルのやくそく
この子のことを好きになっちゃったみたいだ。男の子は決心しました。
「ぼくがその石を拾ったんだ。家から持ってくるから、ここで待ってて」
そう女の子に言うと、家を目指して走り出します。
家について、お母さんに「ただいま」と言うと自分の部屋に走って、ベッドの下に隠してある宝箱から石を取り出しました。手のひらに乗せて、ちょっと眺めてからポケットに入れます。そしてまた「行ってきまーす」と言って家を飛び出しました。
こんなに急いでいるのは、困っている女の子を早く喜ばせたかったからです。
はあはあ息を切らして広場に着くと、女の子がきらきらした青い瞳で男の子を見つめました。男の子は、何てきれいな目をしてるんだろうと思いながら、ポケットからアイスクリスタルを取り出します。それを見た女の子の顔が、ぱあっと明るくなりました。
男の子は、また胸がどきどきしてきましたが、持っている青い石を、
「はい。きみの探してたのはこの石だよね」
と言って女の子に返します。すると、女の子は手のひらにその石を載せて、男の子に言いました。
"ありがとう。これで、やっとお母さまのところへ帰れるわ。それじゃあこれでお別れね"
「ぼくがその石を拾ったんだ。家から持ってくるから、ここで待ってて」
そう女の子に言うと、家を目指して走り出します。
家について、お母さんに「ただいま」と言うと自分の部屋に走って、ベッドの下に隠してある宝箱から石を取り出しました。手のひらに乗せて、ちょっと眺めてからポケットに入れます。そしてまた「行ってきまーす」と言って家を飛び出しました。
こんなに急いでいるのは、困っている女の子を早く喜ばせたかったからです。
はあはあ息を切らして広場に着くと、女の子がきらきらした青い瞳で男の子を見つめました。男の子は、何てきれいな目をしてるんだろうと思いながら、ポケットからアイスクリスタルを取り出します。それを見た女の子の顔が、ぱあっと明るくなりました。
男の子は、また胸がどきどきしてきましたが、持っている青い石を、
「はい。きみの探してたのはこの石だよね」
と言って女の子に返します。すると、女の子は手のひらにその石を載せて、男の子に言いました。
"ありがとう。これで、やっとお母さまのところへ帰れるわ。それじゃあこれでお別れね"