君の想い
――キーンコーンカーンコーン――
大嫌いな数学の授業が終わり、
休み時間になった。
私は結局、大好きな流夏が
話しかけてくれたのに
浮かれることに頭がいっぱいで
返事を返せなかった‥‥‥。
ふつー、ありえないよね。
ごめんね‥流夏。
私は、気持ちをいれかえて
るーちゃんと綾香の居るところに
向かった。
そういえば‥
昨日あのあとるーちゃんに
私も流夏に一目惚れしていたこと
言えてないな‥。
なんか‥
気まずい‥。