【完結】偽り夫婦の夫婦事情〜偽りの愛でも、幸せになれますか?〜




 「棗さん、家政婦さん来てくれましたよ……?」

 そんなこんなしているうちに、家政婦が来てくれたようで。今日も家の掃除や洗濯などを頼んだ。お昼の用意と夕飯の用意も頼んでいたため、何から何までやってくれている。

 そして一度リビングに戻ると、聖良もグレープフルーツゼリーときゅうりの漬物を食べていた。ここ何日かはグレープフルーツゼリーときゅうりの漬物なら食べれるようで、美味しいと食べていた。

 「棗さん、きゅうりの漬物……。美味しいです」

 「そうか。良かったな?食べれるものが増えるのは、俺も良かったと思ってるよ」

 「……はい。早く白いご飯が、食べたいです」

 「そうだな。俺も早く一緒に白いご飯が食べたいよ」

 「……はい。早くつわりが終わってほしいです」

 「大丈夫だ。俺が付いてる」

 「はい。……ありがとうございます」

 「それよりも。体調、大丈夫か?」

 「はい。大丈夫です。……心配かけて、すみません……」



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