君の隣で永久を誓う時〜きっと愛って〜
日本では梅雨のシーズンだけど、ジューンブライドという言葉もあるしと思って六月の今日予約した。神様も祝福してくれているのか、天候は梅雨シーズンにしては珍しく晴れ。青空が広がっている。
真っ白でとても神秘的で美しい教会の中、僕はドキドキと胸に手を当てて祭壇の前に立っていた。グレーのタキシードを着て。
祭壇には、優しい微笑みを浮かべる神父さん。後ろを見れば、僕らの門出を祝福しに来てくれた大勢の人たち。こんな大勢の前で愛を誓うのか、と思うと今さらながら緊張してしまう。ずっと、ずっとこうなることを望んでいたはずなのに。
今日、僕は三年間付き合った彼女の美紅(みく)と結婚式を挙げる。僕と美紅は家族になって、人生を共に歩んでいくんだ。
「新婦の美紅さんのご登場です」
司会者の声が響いた刹那、参列者たちがゆっくりと教会の入り口を見つめる。ガチャリとドアが開いた向こうにいた女神に、僕も参列者も目を奪われてしまった。
真っ白でとても神秘的で美しい教会の中、僕はドキドキと胸に手を当てて祭壇の前に立っていた。グレーのタキシードを着て。
祭壇には、優しい微笑みを浮かべる神父さん。後ろを見れば、僕らの門出を祝福しに来てくれた大勢の人たち。こんな大勢の前で愛を誓うのか、と思うと今さらながら緊張してしまう。ずっと、ずっとこうなることを望んでいたはずなのに。
今日、僕は三年間付き合った彼女の美紅(みく)と結婚式を挙げる。僕と美紅は家族になって、人生を共に歩んでいくんだ。
「新婦の美紅さんのご登場です」
司会者の声が響いた刹那、参列者たちがゆっくりと教会の入り口を見つめる。ガチャリとドアが開いた向こうにいた女神に、僕も参列者も目を奪われてしまった。
< 1 / 9 >