私、身代わり妻だったはずですが。


 《和志side》


━︎━︎出張から帰ると家は空っぽになっていた。


「千咲……? 出かけているのか」


居なくなっている……いやそんなことありえない。
 だって彼女の帰る場所はここしか、ないと勝手に自分で自分を納得させる。

 ソファに座ろうと思い近づくと、ソファ近くのテーブルの上には一通の封筒が置いてあり【和志さんへ】と綺麗な字で書いてあった。

 ソファに座り封筒から手紙を取り出した。


 ◇ ◇ ◇


和志さんへ
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