ピュア
嫌いな先生
‐愛宝(あいら)は、担任の世古 光一(せこ こういち)が嫌いだ。
理由は、愛宝が好きな小説を、
『それ、フィクションじゃん』
と、言ってきた事。
愛宝は、フィクションであってもその小説が好きだった。
フィクションとかノンフィクションとか、関係ない。
それくらい好きだった。
それだけじゃない。
愛宝と双子の妹・凛羽(りう)をすぐに比べるし、凛羽ばかり可愛がってる気がする。
今日も、凛羽と同時に遅刻したのに、
「高橋(たかはし) 愛宝、遅刻な」
愛宝だけ遅刻扱い。
これには教室内がザワついた。
だけど、誰も世古には何も言えない…。
理由は、愛宝が好きな小説を、
『それ、フィクションじゃん』
と、言ってきた事。
愛宝は、フィクションであってもその小説が好きだった。
フィクションとかノンフィクションとか、関係ない。
それくらい好きだった。
それだけじゃない。
愛宝と双子の妹・凛羽(りう)をすぐに比べるし、凛羽ばかり可愛がってる気がする。
今日も、凛羽と同時に遅刻したのに、
「高橋(たかはし) 愛宝、遅刻な」
愛宝だけ遅刻扱い。
これには教室内がザワついた。
だけど、誰も世古には何も言えない…。