政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
くくっと笑う声が返ってきて、お揃いの結婚指輪をはめた手を握られた。秋瀬くんが耳元に顔を寄せてそっと囁く。
「じゃ、今夜襲わせてもらうよ。覚悟しておけよな」
誰にも聞こえない、私にだけの甘い意地悪。ふるっと身体が震えて頬に熱が集まった。
「あ、またダブル和泉がいちゃついてる」
横を通りがかった高遠さんが苦笑しながら言う。そのせいで、せっせと仕事を終わらせていたみんなの視線が私たちに向いた。
「葉鳥さーん。うちのチーム、恋愛禁止にしません?」
「いいね、やろうか」
「禁止にされても、しろちゃんとは別れませんからね」
わいわい盛り上がる中に秋瀬くんが混ざる。
またこんな光景を見られて本当によかった。
「じゃ、今夜襲わせてもらうよ。覚悟しておけよな」
誰にも聞こえない、私にだけの甘い意地悪。ふるっと身体が震えて頬に熱が集まった。
「あ、またダブル和泉がいちゃついてる」
横を通りがかった高遠さんが苦笑しながら言う。そのせいで、せっせと仕事を終わらせていたみんなの視線が私たちに向いた。
「葉鳥さーん。うちのチーム、恋愛禁止にしません?」
「いいね、やろうか」
「禁止にされても、しろちゃんとは別れませんからね」
わいわい盛り上がる中に秋瀬くんが混ざる。
またこんな光景を見られて本当によかった。