政略結婚のはずが、極上旦那様に溺愛されています
「手にちょうど収まる大きさっていうのが最高。俺専用って感じ」
「どこをどうされるのが気持ちいい? 言わないとしてやらないよ」
最後のはなんだ。
慌てて頭の中から、秋瀬くんの危なっかしい言葉を取り払う。
でも、一度思い出してしまったのがよくなかった。身体が火照りだして、秋瀬くんの無遠慮な手に思考を乱される。気にしないようにすればするほど、あの大きな手が、骨張った長い指が、私を焦らすように撫でているのだと意識させられた。
「……っん」
思わず小さな声が漏れ、気付かれないようにそっと自分の口を手で押さえる。
「どこをどうされるのが気持ちいい? 言わないとしてやらないよ」
最後のはなんだ。
慌てて頭の中から、秋瀬くんの危なっかしい言葉を取り払う。
でも、一度思い出してしまったのがよくなかった。身体が火照りだして、秋瀬くんの無遠慮な手に思考を乱される。気にしないようにすればするほど、あの大きな手が、骨張った長い指が、私を焦らすように撫でているのだと意識させられた。
「……っん」
思わず小さな声が漏れ、気付かれないようにそっと自分の口を手で押さえる。