いつの間にか、君に恋していたんだ。
電気もつけてないから真っ暗で、私1人しかいないんだってことをより思わせた。
電気をつけてリビングに入り、ソファに座った。
誰もいないからか、もの寂しく感じる。
……今頃、輝楽さんは同窓会を楽しんでるのかな?
私の時だって楽しかったもん。
なかなか会えないし、輝楽さんも楽しんでるに決まってるよね。
来ている人は皆大学生とかだから、私なんかよりずっと大人で綺麗なんだろうな……
そんな人と輝楽さんが一緒にいるのを想像したら、今までにないほどの嫉妬に駆られた。
輝楽さんは私の彼氏なのに……
黒くくすんだ心はなかなか消えてくれなくて。
ずっと奥でくすぶり続けてる。
恋をしたら、こんなに醜くなるなんて知らなかった。
幸せと同時に、こんなにも苦しくなってしまうなんて知らなかった。
こんな私を知ったら、輝楽さんは私を嫌になるよね……?
そんな不安もあって、今まで嫉妬したとしても言えなかった。
輝楽さんに嫌われたくないから。
でも……
今度は綺麗な人が輝楽さんに言い寄ってる姿を想像すると、もう限界だった。
気づけば、私は……
【早く帰ってきてほしいです】
こんな束縛彼女みたいなことを打ち込んでいた。