いつの間にか、君に恋していたんだ。
不思議に思ったけど、時間が経ったら2人の顔は元に戻っていたから、私は気にしないことにした。
「あ、そういえば、明日は来なくていいからな!」
「あぁ、そうだな」
明日……?
「何かあるんですか?」
「俺、明日ずっとバイトだから!」
「俺も。最近、シフト入れてなかったから。明日、多めに入れといたんだ」
太陽君も輝楽さんもバイトしてるんだ……
偉いなぁ……
私もバイトした方がいいかな……?
なんてことを考えながら、首を縦に振った。
「はい、分かりました。それに、ちょうどよかったです。明日、同窓会があって、私それに行こうと思っていたので」
「へー、同窓会か。いいなー。俺、バイトと被って行けてないから」
「ちょうどよかったね」
「はい」
それから、雑談をして過ごした。
すごく楽しい。
あそこにいるより断然。
でも、すぐに時間は過ぎていって、早めに晩ご飯を作ってからマンションを出た。
豪華な料理を作るって約束したから、家に帰ってから、豪華な料理をたくさん作った。
もちろん、美味しいとか感想は何も言ってもらえなかったけど……
それでも、今日はあまり気にしないでいられた。