無糖紅茶とバタークッキー

昨日、彼は朝からお仕事で、
わたしはひとりルンルンでクリスマスディナーの為の準備に心弾ませていた。

と言っても特別なご馳走を作るわけではない。

彼の好きなペペロンチーノに、ほうれん草とベーコンのサラダ、キノコのポタージュ。

何でもない日にも時々作るメニューだ。

ただ、クリスマスらしさもちゃんと欲しかったわたしは、とある有名なケーキ屋さんのケーキを予約している。

彼には内緒にしてサプライズとして驚かせようとしたけど、予約の紙をテーブルに置きっぱなしにしてそれをまんまと彼に見られると言う凡ミスをおかしてしまった。

そのせいでサプライズは台無しになってしまったのだけれど、どんなケーキかは言っていなくて、
彼はイチゴと生クリームのデコレーションケーキだと思い込んでいるらしい。

実は違うんだよね。ふふっ。