無糖紅茶とバタークッキー

2日間あっという間過ぎて。

彼の寝顔を見て思う。

この幸せはずっと続くのだろうか。

彼が心変わりしたり、彼にわたしが嫌われたりする不安よりも、

永遠の別れが来ることが心の臓が震えるほど怖い。

彼より少し年下なわたしだから、老いた時に先立たれたらどうしようとか、

大きな天災、震災、事故、病気等で彼を失ってしまったら、わたしは生きていけない。

生きていても地獄のような日々になるだろう。

死なないで。わたしより先に逝かないで。

でも、わたしもあんまり彼より先に旅立ちたくない。

出来ることなら、命をふたりでひとつにしたい。

どちらかが置いて行かれずに済むように。

生きるのも同じなら命ついえるのも一緒がいい。

彼と、ひとつになりたい。
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