無糖紅茶とバタークッキー
「俺は、死なない。君を置いて云ったりしない。だから、大丈夫だよ。…愛してる」
そう言ってキスをくれる彼。
その言葉に死に物狂いでしがみついて毎日を送っているわたし。
…あぁ、12月26日になっちゃった。
紅茶もいつの間にか冷めてしまっている。
彼、起きてこないかな。
そしたら、一緒に食べようよ。
紅茶とともに、あまいあまいクッキーを。
50年後も、こうして彼とふたりで笑ってクリスマスを過ごせますように。
ーーfinーー