懺悔~三度の裏切り~
家の裏に簡単なゲージをつくり、なかにダンボール箱ごと子犬を入れた
人間のミルクは良くないので、犬用のミルク、離乳食を買いに行く
一週間程分買ってすぐさま帰宅
他の犬の臭いがするせいで、ランは落ち着かなかった
子犬のえさは母にまかせ、ランを落ち着かせようと私はずっと撫でていた
「ラン…あんたの散歩途中になってゴメンね。明日は長く行こうね」
ランは落ち着き眠りについた
「子犬たち…すごい食欲」
母は驚いた
一週間分…と買ってきたのに半分近く食べていた
「お腹すいてたんだ…」
あまりの食べっぷりに顔が綻ぶ
子犬に餌をあげるなんて、ラン以来だから
しかし、私にはやらなきゃいけないことがある
このこたちの飼い主捜しだ!
きっと子犬だし、すぐに見つかる…私は安易に考えていた