看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
「はい。大丈夫です。中学からの親友がかなりの人見知りで、1年掛かってやっと私に心を開いてくれた時には感動の涙が出ました。私はかなりグイグイいきますし、絶対諦めませんから」

「まぁ~あなた理想的じゃない!」と喜ぶ尚子。

「果歩さんで良かったよ。最後に最も重大な事だが、ここの場所も涼太朗の事も他言しないでもらいたい。果歩さんも、橘涼太朗と言う名前位は聞いた事があるだろう?」

「それはもちろん。素晴らしい作品を展覧会で見たことがあります」

「涼太朗が、その本人だ。人見知りで全く情報を公開していないがな」

「エエッ??涼太朗さんが橘先生??これから私がお世話する方が橘先生?」果歩は驚きすぎて呆然とする。
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