看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
余命宣告から
1カ月
果歩が涼太朗と同居生活を始め1カ月が経った。最初は、無口な涼太朗と気を遣い遠慮しっぱなしの果歩だったが、少しずつ生活リズムが出来てきた。
涼太朗は、基本的には早寝早起きだ。
ただ、窯焼き行程に入ると夜遅くなる。あとは、作品に没頭すると時間間隔がなくなるらしい。
それでも、果歩と同居を始め、病気の体の事も思って、夜更かしはしないように気をつけている。
朝6時に果歩は起床し、朝食作りを始める。基本は和食で、いつも6時半頃になると味噌汁の香りに誘われるのか、涼太朗が2階から下りてきて、顔を洗いダイニングに腰掛ける。
朝食をふたりでのんびり、朝の時間を自然の鳥の声に癒されながら食べるのだ。
この時は殆ど会話もないが、お互い苦痛ではない。
涼太朗は、基本的には早寝早起きだ。
ただ、窯焼き行程に入ると夜遅くなる。あとは、作品に没頭すると時間間隔がなくなるらしい。
それでも、果歩と同居を始め、病気の体の事も思って、夜更かしはしないように気をつけている。
朝6時に果歩は起床し、朝食作りを始める。基本は和食で、いつも6時半頃になると味噌汁の香りに誘われるのか、涼太朗が2階から下りてきて、顔を洗いダイニングに腰掛ける。
朝食をふたりでのんびり、朝の時間を自然の鳥の声に癒されながら食べるのだ。
この時は殆ど会話もないが、お互い苦痛ではない。