看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
翌日のお昼過ぎ、高木がやって来た。

いつもは、作業場にいるであろう涼太朗の所へ直接向かうが、果歩と顔を合わせたる為、山小屋の方へ声を掛ける。

「こんにちは~」

「は~い」果歩は高木の訪問だろうと玄関に向かう。

そこで、お互い初顔合わせだ。

「初めまして。橘先生を担当させていただいてます高木と申します」50代位の優しそうな男性だ。

「初めまして。花巻果歩です。よろしくお願いします」

「こちらこそ。お電話で状況を聞かせていただいて感謝しています。これからもよろしく頼みます」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「先生は?」

「作業場へどうぞ」涼太朗に高木が来たら、作業場に来てもらうように言われていたので伝えた。

「ありがとう。先生の体調はどうですか?」

「今の所、変化はありません」

「それは良かったです」

果歩と少し会話した後、作業場に向かう高木だった。










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