看取り愛~あなたの子は大切に育てます~
顔を洗い戻ってきた涼太朗は、果歩が作ってくれた野菜のたっぷり入った雑炊を食べる。

「うまい」

「良かったです。体調はどうですか?」と涼太朗の様子を聞く。

「ああ。相変わらず咳は出るが、病気が進行している様には感じない」

「食べ終わったら、診ますね」

「ああ。そうそう、果歩さんに相談があったんだ」

「??何でしょう?」

「陶芸の作品の事なんだ。俺は、普段の作品は電気窯を使って作ってるんだ」

「へぇ~陶芸の事は詳しくありませんが、裏の窯を使っている様子がなかったので不思議に思ってたんです」







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