誰よりも近くで笑顔が見たい
こんな苦しい日々、嫌だと思うのにこうやって泣いてるうちは、
上原くんのことを考えても、許される気がする。
でも、そんな日々にも終わりがくる。
1ヶ月後には、涙が出ることなんて無くなった。
悲しいって感情も感じすぎて、もう慣れてしまった。
どれだけ楽しくても、どれだけ面白いことを言われても、笑えない。
笑わない、じゃなくて笑えなくなった頃、柊さんに呼び止められた。
「蘭ちゃん、突然ごめんね」
学校前の公園。
申し訳なさそうにする柊さんに首を横に振った。
「蓮と、別れたんだって?」
頷いた。
人に聞かれて認めたのは、これが初めてだった。
「そっか。じゃあ、俺と、付き合わない?」
突然の言葉に思考が止まった。
「蘭ちゃん、好きだよ。
初めてだったんだ、あんな風に受け入れてくれる人がいるって言ってくれた子」
上原くんのことを考えても、許される気がする。
でも、そんな日々にも終わりがくる。
1ヶ月後には、涙が出ることなんて無くなった。
悲しいって感情も感じすぎて、もう慣れてしまった。
どれだけ楽しくても、どれだけ面白いことを言われても、笑えない。
笑わない、じゃなくて笑えなくなった頃、柊さんに呼び止められた。
「蘭ちゃん、突然ごめんね」
学校前の公園。
申し訳なさそうにする柊さんに首を横に振った。
「蓮と、別れたんだって?」
頷いた。
人に聞かれて認めたのは、これが初めてだった。
「そっか。じゃあ、俺と、付き合わない?」
突然の言葉に思考が止まった。
「蘭ちゃん、好きだよ。
初めてだったんだ、あんな風に受け入れてくれる人がいるって言ってくれた子」