誰よりも近くで笑顔が見たい
〜蓮side〜
高坂さんとの別れてから、1ヶ月。
未だに好き。
諦めようとすればするほど忘れられない。
あれから、中庭には行ってない。
高坂さんのいない中庭で、弁当を食べる勇気がなかった。
思い出してしまうから。
情けないよな。
自分から振ったくせに忘れられないとか。
高坂さんのほうが……。
いや、兄貴がいるか。
さっさと俺のことなんか忘れて楽しくやってるかもしれないな。
客観的なあざ笑うような感情。
ため息と一緒に吐き出してしまいたい、ドロドロとした感情。
そんな感情が数日後、綺麗に消え去った。
「蓮、振られた」
兄貴がわざわざ俺の部屋まで来て、言った。
彼女と別れたばっかの弟にそれ言うかよ……。
一瞬だけ睨むと、兄貴が笑った。
高坂さんとの別れてから、1ヶ月。
未だに好き。
諦めようとすればするほど忘れられない。
あれから、中庭には行ってない。
高坂さんのいない中庭で、弁当を食べる勇気がなかった。
思い出してしまうから。
情けないよな。
自分から振ったくせに忘れられないとか。
高坂さんのほうが……。
いや、兄貴がいるか。
さっさと俺のことなんか忘れて楽しくやってるかもしれないな。
客観的なあざ笑うような感情。
ため息と一緒に吐き出してしまいたい、ドロドロとした感情。
そんな感情が数日後、綺麗に消え去った。
「蓮、振られた」
兄貴がわざわざ俺の部屋まで来て、言った。
彼女と別れたばっかの弟にそれ言うかよ……。
一瞬だけ睨むと、兄貴が笑った。