誰よりも近くで笑顔が見たい
クリスマスデート
「ねえ、蘭って上原くんとクリスマス一緒じゃないの?」
突然だった。
終業式が終わって、2人で帰ってたらなのちゃんに聞かれて。
首を横に振ったら、なのちゃんがありえないみたいな顔をして言った。
「クリスマスだよ?!恋人たちがイチャイチャする日だよ?!」
多分、その解釈は間違ってると思うけど、私だって上原くんと過ごしたい。
「過ごし、たいな」
そう言うと、なのちゃんが満足そうに笑った。
「じゃあ、誘っちゃえ!」
私のスマホを出して手渡される。
誘ったら、一緒にいられる?
いいよって、言ってくれるかな?
『クリスマス、出かけない?』
色々悩んだら、用件だけのメッセージが出来上がった。
でも、これ以上文字数が増やせない。
震える手で送信すると、一息ついてスマホを閉じた。
突然だった。
終業式が終わって、2人で帰ってたらなのちゃんに聞かれて。
首を横に振ったら、なのちゃんがありえないみたいな顔をして言った。
「クリスマスだよ?!恋人たちがイチャイチャする日だよ?!」
多分、その解釈は間違ってると思うけど、私だって上原くんと過ごしたい。
「過ごし、たいな」
そう言うと、なのちゃんが満足そうに笑った。
「じゃあ、誘っちゃえ!」
私のスマホを出して手渡される。
誘ったら、一緒にいられる?
いいよって、言ってくれるかな?
『クリスマス、出かけない?』
色々悩んだら、用件だけのメッセージが出来上がった。
でも、これ以上文字数が増やせない。
震える手で送信すると、一息ついてスマホを閉じた。