優しい『君』とおちていく

「唯愛!どこ行ってきたの!?」


「どこ行ったんだ。」


私が家に入ってからの第一声は私の心配よりもどこに行ったのか聞いてくる言葉だった。

……別に私の心配をしてくれるとか期待していなかったけどね?


「友達の家。」


2人に構っているのがめんどくて短く返事をした。


「友達って唯愛にいた?」


「それくらいいるよ。」


「学校にも行ってないのに?」


「外にいれば普通に人と会えるし。」


「てか唯愛はお母さんとお父さんどっち選ぶの?」


って結局話そっちの方向にもってくし。

こんな人達と居るより1人の方が楽だ。

……ってそれだ!

1人暮らしすればいいんだ!
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