【番】小動物な後輩君の愛が深すぎる
早口で捲し立てるように言葉を吐いた彼に気圧され、言葉が詰まる。
噛みつくって……そんな野蛮なこと考えてたの?
冗談だと思いたいけど、今の透瑠くんならやりかねない。
ドキッと心臓が鳴り、俯いて黙り込むと、長い溜め息が聞こえた。
「……答えられないんなら、軽々しく言わないで。言葉にもう少し気をつけてください」
「……はい」
小さく返事をすると、再び溜め息をついて口を尖らせた。
呆れられちゃったけど、いつもの優しい顔に戻ってホッとした。
「ごめんね。もしかして本当につけるつもりだった?」
「なわけないでしょ、冗談だよ。体傷つけたくないし。まぁ……色んなところにキスしてみたいなとは思うけど」
えっ、それって……顔だけじゃなくて、首とか腕とかにもしてみたいってこと……?
「た、例えばどこ?」
「んー、今リボンが垂れてるところかな」
リ、リボン……?
ニヤリと口角を上げている透瑠くんの視線を辿る。
「……焦りすぎ」
「だっ、だって……」
噛みつくって……そんな野蛮なこと考えてたの?
冗談だと思いたいけど、今の透瑠くんならやりかねない。
ドキッと心臓が鳴り、俯いて黙り込むと、長い溜め息が聞こえた。
「……答えられないんなら、軽々しく言わないで。言葉にもう少し気をつけてください」
「……はい」
小さく返事をすると、再び溜め息をついて口を尖らせた。
呆れられちゃったけど、いつもの優しい顔に戻ってホッとした。
「ごめんね。もしかして本当につけるつもりだった?」
「なわけないでしょ、冗談だよ。体傷つけたくないし。まぁ……色んなところにキスしてみたいなとは思うけど」
えっ、それって……顔だけじゃなくて、首とか腕とかにもしてみたいってこと……?
「た、例えばどこ?」
「んー、今リボンが垂れてるところかな」
リ、リボン……?
ニヤリと口角を上げている透瑠くんの視線を辿る。
「……焦りすぎ」
「だっ、だって……」