赤い瞳に今日も溺れる―飢えた漆黒の吸血鬼―
†††
「よし、後ろもオッケー!」
翌週の金曜日。私達の学校は夏休みに入った。
全身鏡で身だしなみを確認し、千冬からもらった日焼け止めサプリを一口。
今日はこれから潤くんと2人で、勉強をしに図書館に行くんだ。
午後1時に潤くんと落ち合い、バスに乗って図書館へ向かう。
「えっ、2人で行ったの?」
「うん。っていっても、ファミレスだけど」
バスに揺られながら、前回の雑談会について話す。
一昨日、終業式が終わった後、沢村先輩と一緒に昼食を食べに行った。
梅雨が明けたから中庭は暑いだろうってことで、お昼時だったのもあり、ファミレスに場所を変えたんだ。
「マジかぁ。奢ってもらった?」
「いや。それは申し訳なかったから、割引券で安くしてもらったよ」
「そう……俺も行きたかったな」
小さく溜め息をついて悔やんでいる様子の潤くん。
潤くんは先週に引き続き、おばあちゃんに荷物持ちを頼まれちゃったから行けなかったんだよね。
「よし、後ろもオッケー!」
翌週の金曜日。私達の学校は夏休みに入った。
全身鏡で身だしなみを確認し、千冬からもらった日焼け止めサプリを一口。
今日はこれから潤くんと2人で、勉強をしに図書館に行くんだ。
午後1時に潤くんと落ち合い、バスに乗って図書館へ向かう。
「えっ、2人で行ったの?」
「うん。っていっても、ファミレスだけど」
バスに揺られながら、前回の雑談会について話す。
一昨日、終業式が終わった後、沢村先輩と一緒に昼食を食べに行った。
梅雨が明けたから中庭は暑いだろうってことで、お昼時だったのもあり、ファミレスに場所を変えたんだ。
「マジかぁ。奢ってもらった?」
「いや。それは申し訳なかったから、割引券で安くしてもらったよ」
「そう……俺も行きたかったな」
小さく溜め息をついて悔やんでいる様子の潤くん。
潤くんは先週に引き続き、おばあちゃんに荷物持ちを頼まれちゃったから行けなかったんだよね。