素直にさせないで
「よしっここでいい!!」
「「はいっ!!不破様!!」」
体育館に到着すると仁王立ちになって、子分達に命令するとパッ!と掴まれていた私の身体は振り落とされて
「いったぁぁあいっ!!あんた達ぃよくもぉお!」
キッ!と鋭い目で睨みをきかすも、子分達は知らぬ顔で目をそらす。
「あ、不破さんっ!!もしかしてそのお方ですか!?不破さん専属マネージャーって!!」
そこへ、他のクラスのバスケ部員と思われる背の高い面々がボールを片手にやってきた。
「つーか、あんた同い年にも敬語つかわせてるの・・?」
次から次へとやってくる不破信者の一味にひきつる。
「ああ、そうだ!!この女が俺様のマネージャーだ!!」
バカがなぜかどや顔で答え、私の肩に勢いよく手を回すも、
「冗談じゃない!!誰があんたなんかの…」
「この女よー、俺様のマネージャーになりたいっ!って毎日毎日お願いするから渋々コイツにしたんだよ!!」
「嘘をつくな!誰がだよ!!!」
ドカッ!!バキッ!!
私はケツキックと顔面パンチをくれてやると、
「「「マジですか!!新川さん宜しくお願いします!!!」」」
一目置かれ気味に深々とお辞儀と挨拶をされた・・。