素直にさせないで
「まぁな、お前は俺に当て付けるようにわざわざ身の丈にそぐわない私立なんか受験して、その当日にやっぱり俺様と離れたくないって泣いて戻ってきたあまのじゃく女だ。」
「はっ!!?ちょっと何作り話言ってんの!!あんたがわざわざ待ち伏せしてお腹下して…」
「おい、おい、新川。お前見苦しいぞ。」
私の言葉を遮断するように不破を庇うように囲みだす子分達が現れた・・
「そうだぞ。お前恥ずかしいぞ。」
「不破を慕うあんたらの方がよっぽど恥ずかしいわ。」
「この不破様に思いを寄せる100万の女の中の一人だ。あんま勘違いしていい気になんじゃねーぞ。」
「ふっ。」
ポケットに手を突っ込みながら私を見て鼻で笑って、ニヤニヤしながら教室に入ってく。
「違う…違うだろ…」
ふるふると怒りで拳が震えだし、私は上履きを片方脱いで、
「嘘ついてんじゃねぇーよ!!!下○ピー野郎が!!!地獄に落ちろ!!!」
アイツの頭目掛けて上履きを投げつけ、
「お、お見事!!」
命中させると瑠菜が拍手を送る。