自分の恋より、他人の恋



___彼のおかげで自分の恋が一番だと知ることができた。



___…だけど、やっぱり他人の恋も面白いから止めることなんてできない。




「ふふ、今日もお腹いっぱい」


「今日は誰を観察して来たわけ?」


「あ、翔和。今日は逆転カップルを見てきたよ」


「…本当飽きないよね」


「当たり前でしょ。明日は犬猫カップルで、明後日は温度差カップル。ふふ、楽しみ」


「(それはそうと、やっと名前で呼ぶようになったし俺にだけ敬語も外れてきたよね)」





私は今日も、他人の恋を観察してます。





【fin】

< 178 / 178 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:12

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

指先が触れるには遠すぎて
/著

総文字数/2,645

実用・エッセイ(その他)7ページ

表紙を見る
忘愛症候群
/著

総文字数/78,200

恋愛(純愛)83ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop