自分の恋より、他人の恋



「で、その後どうしたわけ?」




ショウヘイの問いかけに翔和は「普通に保健室は言ってちょっと言葉かわして寝た」と答えた。




「マジかよ」


「ないわ~」


「ないな」




3人とも同じ意見なようで、その時に何故押して攻めなかったのかと言いたいのだろう。


翔和だって攻めようと思えば攻めきれたはず、なのにそれをしなかったのは小夜のあの言葉だった。



“自分の恋より、、他人の恋”



翔和は恐れたのだ、今の関係がボロボロに崩れていくことが。


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