七色の魔法使い#5~不滅の愛を詩に乗せて~
「……」
武器を消した凛兄は、僕らの方を振り返って微笑んだ。凛兄に走って近づいたアイビーは、凛兄に抱きつく。
「……アイビー、元気にしてたか?」
アイビーの頭を撫でながら、凛兄はアイビーに問いかけた。アイビーは、「はい」と頷く。
「俺は、2年前……フォルトゥナでアイビーと出会った」
「僕が凛都を異世界から呼び出したんです。冬都たちと同じように……」
凛兄から離れたアイビーは、凛兄との関係を話してくれる。
「一緒に依頼に行って、一緒に遊んで……楽しかったなぁ……でも、ある日凛都は全然来なくなって……どうしたのかな、って思ってたら……冬都たちと出会ってから昏睡状態だってことを知って……」
「約1年、フォルトゥナに行けなくてごめん……」
申し訳なさそうにする凛兄に、アイビーは「良いですよ。今は、毎日が楽しいし」と笑った。
「……それよりも……あなたは、まずリハビリを受けて退院してからフォルトゥナに来てくださいね……あなた、相当無理をしてますよね?」
アイビーがそう言うと、凛兄は「バレてたか……」と呟く。
「とりあえず、今日はゆっくり休みましょう」
アイビーは空を見上げた。いつの間にか、夜になっていたようだ。
僕らは、頷くと歩き出した。
武器を消した凛兄は、僕らの方を振り返って微笑んだ。凛兄に走って近づいたアイビーは、凛兄に抱きつく。
「……アイビー、元気にしてたか?」
アイビーの頭を撫でながら、凛兄はアイビーに問いかけた。アイビーは、「はい」と頷く。
「俺は、2年前……フォルトゥナでアイビーと出会った」
「僕が凛都を異世界から呼び出したんです。冬都たちと同じように……」
凛兄から離れたアイビーは、凛兄との関係を話してくれる。
「一緒に依頼に行って、一緒に遊んで……楽しかったなぁ……でも、ある日凛都は全然来なくなって……どうしたのかな、って思ってたら……冬都たちと出会ってから昏睡状態だってことを知って……」
「約1年、フォルトゥナに行けなくてごめん……」
申し訳なさそうにする凛兄に、アイビーは「良いですよ。今は、毎日が楽しいし」と笑った。
「……それよりも……あなたは、まずリハビリを受けて退院してからフォルトゥナに来てくださいね……あなた、相当無理をしてますよね?」
アイビーがそう言うと、凛兄は「バレてたか……」と呟く。
「とりあえず、今日はゆっくり休みましょう」
アイビーは空を見上げた。いつの間にか、夜になっていたようだ。
僕らは、頷くと歩き出した。