七色の魔法使い#5~不滅の愛を詩に乗せて~
「それから毎日のように、ソラは僕のところに来ては一緒に遊んでくれました。いつの間にか僕は、ソラのことを好きになっていて……僕にとって、かけがえのない人になっていました」
アイビーが作っていたのは花冠で、出来た花冠を僕の頭に乗せた。
「15歳になったある日、僕とソラは1週間前に現れたあの妖魔に襲われて……その時、ソラは僕を庇って亡くなってしまいました。僕が強ければ、ソラは死ななくて済んだのに……って何度も後悔しました。だから、僕は剣も弓も扱えるように必死に特訓したんです……もう大切な人を失いたくないから」
もう1つ花冠を作って、アイビーは自分の頭に花冠を乗せる。
「……凛都は、僕の過去を知ってるんだ。話したから……あ、そうだ……僕、昔は敬語じゃなかったんですよ……自分を変えようとして、敬語を使い始めたんですけど、それが癖になってしまって……」
そう言って苦笑したアイビーは、僕に背を向けた。
「……僕は、趣味で詩を作っています。ソラに対する想いを詩を書いてみようかな、なんて……冬都、僕の話を聞いてくれてありがとうございました」
アイビーは、優しく微笑んだ。
翌日。僕は、朝からアイビーに連れられて昨日来た場所までやって来た。
アイビーが作っていたのは花冠で、出来た花冠を僕の頭に乗せた。
「15歳になったある日、僕とソラは1週間前に現れたあの妖魔に襲われて……その時、ソラは僕を庇って亡くなってしまいました。僕が強ければ、ソラは死ななくて済んだのに……って何度も後悔しました。だから、僕は剣も弓も扱えるように必死に特訓したんです……もう大切な人を失いたくないから」
もう1つ花冠を作って、アイビーは自分の頭に花冠を乗せる。
「……凛都は、僕の過去を知ってるんだ。話したから……あ、そうだ……僕、昔は敬語じゃなかったんですよ……自分を変えようとして、敬語を使い始めたんですけど、それが癖になってしまって……」
そう言って苦笑したアイビーは、僕に背を向けた。
「……僕は、趣味で詩を作っています。ソラに対する想いを詩を書いてみようかな、なんて……冬都、僕の話を聞いてくれてありがとうございました」
アイビーは、優しく微笑んだ。
翌日。僕は、朝からアイビーに連れられて昨日来た場所までやって来た。