冷血くんとの同居生活にて…♡
「お兄ちゃーん?いちごちゃんのお荷物李恩の部屋に運んであげて?」
階段の先に向かってそう言うおばさん。
「大丈夫です!荷物少ないので!」
「え?全然気を遣わないで?」
そんなおばさんの優しさだけを受け取って、私はそのまま車に戻って荷物を取り出す。
お兄ちゃんって言ったわよね?
何歳くらいなんだろう。
「お荷物お持ちしますよ」
不意に後ろから声がかけられる。
「あ!いえいえ!だいじょ、、、」
どこかで見た…。
1週間前と同じ反応。
「あんた、いよいよ人の家にまで乗り込んできたな」
そう呆れたように言う、
「は、早瀬くん!?」