冷血くんとの同居生活にて…♡

ハァハァハァ


タクシーで急いで学校に戻れば間に合うかな?


呼び止めたタクシーに急いで乗り込む。


「お客さん、どこまでですか?」


「〇〇高校まで!急ぎで!」

あまりにも私の勢いがすごかったのか、たじろえてしまう運転手さん。


「りょ、了解です」





「料金は4600円になります」


「よ、よんせ…はい」

飛んだ出費になっちゃったよ。

まだ今月始まったばっかりなのに〜。


でも、天下の早瀬くんと帰れるならこんなの、へのかっぱ(?)だっけな。



高校の門、教室、校庭…。

どこを探しても早瀬くんがいない。


下駄箱にも靴がないし…。


も、もしかして帰った⁇


そうだ、早瀬君は本物の冷血男だった…。


はぁ。1人で帰ろ。

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