冷血くんとの同居生活にて…♡
「お願い、早瀬くん、」
「ほらお兄ちゃん?可愛いいちごちゃんがこんなにもあなたにお願いしてるのよ?」
「あんた、前の期末の順位は」
「さ、300…アハハ」
「ゴッホゴッホ、ホントのビリじゃねーかよ」
紅茶を喉に詰まらせる早瀬くん。
「やっぱりバカだな」
李恩くんが納得したように言う。
「学年トップと学年ビリが」
「李恩レッドカード‼︎」
そう言ってお母さんが李恩くんを連れて2階は行ってしまった。
階段から私に睨みを効かせる李恩くん。
ご、ごめんねえ…
「早瀬くん、それで」
「俺があんたに教えるメリットがない」
「じゃあ…どうすればいいのよ」
「30番以内に入ったら、俺のこと追いかけるのやめろよ」
「え?…嫌だ!」
「じゃあ地の底で自力で頑張りな」
「じ、…ふんっ冷血めデビルめ!!」