冷血くんとの同居生活にて…♡



「おはよう!さら、えま」


「おはよう!昨夜は追い込んだわ〜」


「とりあえず赤点回避しないとね‼︎」

2人とも目の下にくま作っちゃってる。


「私も、最後の追い込みしないとね」

リュックから教科書を取り出す。



パラッ

「いちご?何か落ちたよ」


「ありがとう」


「ん?なにこれ」

眉をしかめるえま。


「え?なにが?」


「テストに出やすい…」


「あー!!!!!だめ!!!」

スッとえまから取り上げる。


「なによ、そんなに慌てちゃって…」

不審そうな目でさらが尋ねる。


「え、え、え??別に⁇あはは」 


「怪しい…この上なく怪しい」


「別に何にもないって!」
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