冷血くんとの同居生活にて…♡
高野くんと帰る帰り道。
まだ6時なのに、あたりはもう真っ暗で…。
「いちご?」
「なに?」
「早瀬のどこが好きなの?」
優しく笑いかけて聞く高野くん。
「どうしたの急に(笑)」
「3年間も思ってるってことはたいした何かがあるのかなって」
「…入学式で一目見たときに、私の運命の人はこの人なのかな?とかバカなこと思っちゃったんだよね」
「うん」
「でも、もう諦めないとね」
「…なら、俺にすれば?」
そう言って私の片手を掴んで、電柱に抑えつけられる。
「た、高野くん!?高野くんが慰めてくれなくても…」
「俺は…」
「犠牲者は俺だけでいいだろ」
高野くんとは違う声が聞こえる。