冷血くんとの同居生活にて…♡
きゅんきゅんスキー合宿⛷♡
第6章
〜✳︎♡きゅんきゅんスキー合宿♡✳︎〜
「今日の放課後に、スキー合宿に行く生徒は多目的室に集まるように」
帰りのホームルームを終えて、私はリュックを肩にかける。
「行けるか?」
「うん!」
結局、あの日の夜は何もなかったかのように高野くんとは過ごせている。
多目的室に着くと、高野くんと早瀬くん以外は初めましての人ばかりで、変に緊張してしまう。
「姫野…いちごさん?」
そう声をかけてきたのは、ショートカットの女の子。
少し大人しそうなその子はとても可愛らしい。
「はい!どうして私の名前を…⁇」
「早瀬くんにラブレター渡してた子ですよね?」
少し目を伏せながらそう言う女の子。
「あ…はい」
「私は彩葉(iroha)って言います」
優しい笑顔でそう言う彩葉ちゃん。
「私はいちご!」