冷血くんとの同居生活にて…♡

外に出ると、つい数時間前まで大勢の人で賑わっていたスキー場とは打って変わって、ものけのから。


うわー、この中から探すのかー。


外は真っ暗、見えるのは薄暗い雪景色のみ。


でも、

絶対見つけ出さないと!


私は自分の滑っていた、1番奥にある初心者コースを目指して歩き出した。


最初は何にも違和感なく歩いてたんだけどね…。


さむい、寒すぎて本当に凍え死んじゃいそう。


日本の中とは思えないほど、寒い。


異様なくらいの吹雪が私に吹きかかる。


さっきまでこんな風吹いてなかったじゃん。


「わっ」

ドテ、

冷たい雪に倒れ込む。


ほぼ半目状態で歩いてきたから、自分がどの方向からきたのかもわからなくなっちゃった。


私って本当に馬鹿だな。


もう…死ぬのかな。

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