悲しい夜は、何度だって君に会いに行く
わたしに向けられるのは、バカにしたような目と嘲笑だけだった。


いじめを受けながら1年生が終わって、気づいたら2年生が始まっていた。


2年生になってもやっぱりいじめが終わることはなくて。


永遠にも感じられる地獄の時間を過ごすくらいなら、いっそこの世のすべてから逃げ出したいと思った。


それを思い立つまで1年以上かかったのに、思い立ったらその後は一瞬だった。
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