一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~
こんな素敵な人が女性に対して心を閉ざすなんて…


よっぽど…嫌な思いをしたのかな…


『離れた場所でもわかった。本当に心から泣いているんだってこと。演奏した後、君と話してみて思った。俺は、素直に涙を流せるこの人が好きだと。まさか、誰かを本気で愛するなんて…自分でも驚いた。閉ざした心は…もう一生開くことはないと思ってたから』


『麗央さんは…素敵です。見た目はもちろん、心も。そして…この体も。バイオリンを弾く時も、お仕事頑張ってる時も、私を…こうして抱いてくれる時も…最高です。お金なんか普通に生活出来る程度あればそれでいい。あなたが側にいてくれることが…私の1番の幸せです』


それが、私の本当の気持ち。


素直になった時、それに気付かせてくれたのも、この短期間の間に知った、あなたの人柄、あなたの…優しくて温かい言葉だった。


もちろん、最高に素晴らしいバイオリンの演奏も。
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