一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~
『初めまして。本日はわざわざありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します』


『美しい花嫁さんだな。麗央が結婚して、しかもここで式を挙げてくれるなんて…嬉しい限りだ』


『本当に…お美しい奥様ですね。麗央さん、幸せですね』


一花さんが優しく言ってくれた。


『ありがとうございます。絢斗さんから、奥様の話はよく聞いてます。どんな時も一花さんが1番綺麗だって』


『そんな…恥ずかしいです。絢斗さんは、麗央さんをからかってるんですよ』


苦笑いの絢斗さん。


『いえ。絢斗さんは…本当にそう思ってます。嘘は絶対につかない人ですから』


俺の言葉に、一花さんははにかんでいた。


俺も、一生…


桜桃羽を美しいと思える自信がある。


見た目はもちろん、心も体も…


深月夫妻は、まさに、俺が理想とする夫婦…


絢斗さんは、かなりの美形で長身。


男の俺が見ても惚れ惚れする程だ。


一花さんも笑顔がとても素敵な美しい女性。


こんな温かい夫婦になりたいと心から思う。


そして、北斗君みたいな可愛い子どもにも恵まれれば…


『大変お待たせ致しました。それでは、式場の方にご案内致します』
< 129 / 147 >

この作品をシェア

pagetop