一夜の奇跡は真実の愛を灯す~副社長の甘い誘惑に溺れて~
その中の数名は、きっと…本気で工藤先生狙いなんだろうけど…


私も、半年前に初めて教室で先生を見た時は、あまりにイケメンだから驚いた。


こんな陶芸の先生いるんだ…って。


でも、目的はあくまで陶芸をしたいってことだから…


そういう感情は持たないようにした。


もちろん、その時はまだ彼氏もいたしね。


『お茶碗、どんな形にしますか?イメージは湧いてますか?』


気づいたら、工藤先生が目の前にいた。


『うわ、あ、そうですね…あの…白いご飯が美味しそうに見えるお茶碗を…』


ドキマギしながらそう言ったら、周りの生徒さん達が笑った。


ちょっと恥ずかしい。


『素敵ですね。白いご飯が美味しければ、食欲も増します。頑張ってイメージを膨らませて下さい』


工藤先生も笑顔で言ってくれた。


『あ、はい』


『電動ろくろにしますか?手びねりにしますか?』
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