一夜の奇跡は真実の愛を灯す～副社長の甘い誘惑に溺れて～

『ありがとうございます。私なりに頑張っていきます。まだまだ未熟ですけど、麗央さんの顔に泥を塗らないように…』


『頼もしいな。期待してる。波山さんに着いていれば大丈夫だ』


『私、波山さんとお父様のこと聞きました。お母様のことも…』


『そうか。波山さんと父は友達のようだった。父は…明るい彼女にずいぶん助けられていたから…もちろん、今も。波山さんの、あの笑顔とやる気、頑張り屋のところが…経営陣としてもとても頼りになる。安心して大きな仕事を任せられる人だ。母の事は…まあ、もう昔の話だから。父は、母のことを大切にしていたから、他の女性と恋愛はしないと決めているんだろうな。だから…波山さんとも…』


社長と波山さん、きっと、ずっと昔から想いあってるのかも知れないな…


でも…お互いにその気持ちを隠して…


だとしたら、ちょっと…切ない。


『お父様は波山さんをすごく信頼されてて…お母様のことも大切に思われてて…素敵なお父様ですね』