幼なじみ

★2年前--中学3年--★


沙妃が委員会終わるのを昇降口の外で皇と2人で待つ。



強い風が私と皇に吹きつける。



手をセーターの袖でくるみ、

その間にカイロを突っ込む。



なんか手だけは温かくなるような気がする。





「沙妃遅いね?」




寒くて話をすると息が白くなる。




「だなー」




皇がマフラーをぐいって上げてズボンのポケットに両手を突っ込む。





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