幼なじみ

「姫~!! 皇~!!」




沙妃が大きな声で下駄箱から呼ぶ。



沙妃きたっ♪



ニコッて笑って私は沙妃に小さく手を振る。




「お前おっせーよ!」



「あはは! ごめーん」




皇の悪態にも笑顔で答える。



靴を履き替えて私達の方に来ようとした瞬間。



沙妃が私の知らない男のコに話しかけられる。



誰だろう?



見たことはあるけど、名前は知らないや。




< 16 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop