幼なじみ

「皇」



「え?」



「皇、沙妃のこと好きだよね?」



「えっ!? 違っ…」




私の発言にすごい驚いて目を大きく見開く。




「ふふっ 隠さなくてもいいよ?

協力したげるっ! 頑張ろうねっ!」




見てるだけでも、

辛くて辛くて仕方がなかった。




いつでも一緒にいる皇と沙妃だからこそ、

見てるのも、

一緒にいるのも辛かった。





でも、

沙妃のことを哀しそうに見る皇を見るのは、


もっと嫌だったの。




< 18 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop