幼なじみ


--学校--昇降口--



「っくしょんっ! …ずびっ」




なんか風邪が悪化した気がする。



ガンガンする頭を抱え、

重い足取りで教室に向かう。



教室に向かい歩いていると、

途中で人にぶつかる。



謝ろうとぶつかった人を見ると




「あ、ごめんなさ―…」



「姫!?」


「沙妃!」




相手は沙妃だった。



しかも見事にお互いの名前ハモった。



なんてゆーか、さすが17年間一緒にいた仲だなって思う。




「姫…」



「え?」



私の名前を呼んだと思えば私のことを沙妃が凝視する。



な、何??(汗



< 69 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop