幼なじみ
「え?
姫一緒に来たんじゃないの??」
「…………」
「…………」
「…………」
お互いの言葉にしばしの沈黙。
皇は遅刻の常習犯。
なのに私も沙妃も迎えに行ってない。
ちゃんと起きてればいいけど、
起きてなければ起こさないと遅刻決定だ。
そんな皇を知っているからこその、
私と沙妃の沈黙。
いつもなら
私連絡入れとこうか?
って言うけど今はムリ。
皇に上手く接せれるかわかんないもん。
沙妃が話すのを待つ。