幼なじみ

「もー何度??」



「え…」




なかなか言わない私からいとも簡単に体温計を取り上げたかと思いきや




「はぁ!? 37度9分!!?」




って声をあらげる。




「え、ちょ…」



「早く寝てなさいっ!」



「へ?! いや、あのっ…」




私の背中をグイグイ押してベッドに寝かせる。



私ブレザー着たまんまだし、

マフラーもつけたまんまなんだけど?



そんなのお構い無しってのが沙妃らしいけどさ。




「いーい? 寝てんのよ??

今日は午前中で授業終わるからそれまで寝てな!」



「は…はぃ…」



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