幼なじみ

「え~ だってさー

オレと姫架ちゃんは愛しあって…」



「ませんっっ!!」



「ありゃ? 振られちゃった」




そこは否定するからっ!



否定しなくてどーするのよっ



振られちゃったも何も無いしっ




「いー加減にして下さ……っくしゅん!」




喋ってる間にくしゃみが出てしまい、先生にかかる。




「あ…」



「俺、こんな汚いコ嫌だ」



「私もお断りなのでちょうどよかったですね(ニコ)」




満面の笑みで返す。




「しゃぁねぇ、姫架ちゃんは諦めるか。

王子様が来たわけだし、オレは行くかなー。

じゃーな、王子様」




皇の頭に手を乗せ、皇と目を合わせてから保健室から出ていく。



え。



< 80 / 93 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop